白野江植物公園の春といえば、「桜」。2月に咲く早咲きの寒桜や河津桜をはじめ、 4月下旬まで約60品種の桜が次々に開花します。丘陵地に面した敷地は3月末から4月初旬は 山が桃色に染まります。4月には、ボタンやシャクナゲ、ツツジも咲き誇り、 園内は春色に包まれます。5月に入るとシャクヤク、6月にはアジサイが見頃を迎えます。 春は新緑も美しく、若芽の萌黄色に生命の輝きを感じる季節でもあります。
古典園芸植物として古くから日本人に親しまれてきた「ハス」。 7~8月にかけて、約30品種、50鉢のハスを展示します。 当園のハスは水鉢を園路間際に配するので至近距離でお楽しみ頂けます。 8~9月にかけてはオミナエシやミヤギノハギなど秋の野草が、9月にはシロバナヒガンバナが 園内を彩ります。樹々の多い園内は緑陰も多く、一歩木陰に入れば ひんやりとした清涼感を味わうこともできます。
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白野江植物公園の秋といえば「紅葉」。11月下旬から12月初旬には、 モミジ約800本をはじめとして落葉樹が一斉に紅葉、園内を赤や黄に染め上げます。 また、10月にはフジバカマの蜜を求めて、旅する蝶「アサギマダラ」が 飛来します。秋は、樹々の実を眺めるのが楽しい季節でもあります。
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冬といえども、植物たちの春はもう始まっています。 1月から2月にかけて、冬牡丹の展示が行われます。 薦(こも)に覆われ大輪の花を咲かせる冬牡丹には、思わず見入ってしまいます。 また、1月下旬になると水仙が咲き乱れ、あたり一面優しい香りに包まれます。 この時期は、サクラやウメ、ロウバイなど花木が咲き誇る時期でもあります。 中でも2月中旬寒桜と梅、下旬の河津桜の開花には、春の気配を色濃く感じます。
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